第六代会長 高麗伸三 談話
私がスガモクラブの会長に就任しましたのは全く突然のことでありました。
1993年の春、巣鴨信用金庫に来てほしいとの連絡があり、スガモクラブの会長になってほしいとの話で、1度はお断りしたのですが、どうしてもと説得されてなごやかな雰囲気の中で承諾しました。
大役を引き受けたのはいいが、その頃会員数ではジュニアクラブの約3分の1で体質改善するには先ず会員増強から手がけて、しかも楽しいクラブとか魅力あるクラブを目指して副会長の森氏や比米氏とは勿論、新役員や新支部長とも腹を割って話し合い、巣鴨さんからの御指導を受けながら新しい路線を行くことから「新生スガモクラブ」と称してとにかく前進あるのみでした。
折しも田村冨美夫理事長から「支店長会議」に呼んで頂き、静まりかえった大きな会議室へ足のふるえを感じながら席に着きました。
支店長会議には他人が出席することはめったになく当時の文部大臣と今回の私だけだと聞いて大変名誉なことと感動しました。
理事長自ら私を紹介して頂き「ハイ!」とマイクを手渡されました。
支店長全員の前で話すのは初めてのことであり、スガモクラブの現状と今後のことについて話しするだけで終わればよかったのですが、最後に余計なことを言ってしまいました。「クラブの支部創立や会員増強に気の進まない人がいたとすればそれは支店長としては失格であります」と。大失言でした。専務に謝りました。ところが専務からは笑顔が返ってきました。穴があったら入りたいとはこのことです。後日出席していた支店長の数人から「あの時のことはよく覚えている、だから私も頑張りましたよ」と力強い言葉をいただきました。これを機に支部創立や会員増強は確実に伸びていきました。
親である金庫さんは、公私に亘り大活躍されていた先代の田村冨美夫理事長や現在の理事長田村和久氏が専務をされており、総務の西田さん井口さんにいろいろサポートして頂きました。
次に私の会長在任中(1993年〜1997年)の4年間で実施した主なものを簡潔に申しあげます。スガモクラブの創立は1976年初代会長藤本氏から(以下4人会長)〜5代目竹下氏で私は初代からみれば6代目です。
「新生スガモクラブ」の名のもとで現在のスガモクラブの基礎づくりをやらせて貰ったと言えるかもしれません。以下はその一部です。
- 規約の一部改定
役員構成の変更、本部会費の軽減、会長の任期を2年2期 4年を限度とする 他 - 本部事業は支部活動を優先する為、以下の4つに絞る
総会、新入会員歓迎会、秋のスペシャルディナーショー、ジュニアとの合同新年会 - 最大イベント創立20周年記念祝賀会を挙行
準備期間1年、グッチ裕三ショー、1996年10月23日椿山荘(瑞雲の間)満席、参加者(予想をこえて)520名 - 支部創立と会員増強
会員500名目標、1996年(途中経過)で23支部530名達成 - 秋のスペシャルディナーショー
会員の奥様へ、感謝をこめて食事と音楽を楽しめるイベントを始めました。
最初は池袋サンシャインのトリアノンにて、ソプラノ歌手1人とピアノ演奏でした。参加は70人〜80人。それ以降は、会場もサンシャイン→東京会館→椿山荘→ホテルニューオータニと変遷してきました。
以上まだまだお話したいことは尽きませんが、会員の皆様の満足感、巣鴨ジュニアクラブとの協調や合同事業、巣鴨信用金庫さんとの連携、信頼、感謝を通じて一体となり、巣鴨ジュニアクラブと2大サークルとして活動できることを念じております。
ありがとうございました。
第6代会長 東武練馬支部 高麗伸三
2019年12月
第九代会長 森弘治 談話
資料によると1976年に本店支部の藤本慶二氏が初代会長としてスタートしました。発足当時の話しとして、故巣鴨ジュニアクラブ初代会長の宮田氏がジュニアクラブ30年史で語られていますが、ジュニアクラブの活動を通して、OB会を作ろうという事で自然発生的に設立されました。当初は本部のみで、支部はなく、巣鴨ジュニアクラブ卒業生の一部の方が入会され、年に数回活動されていたようです。
そして、5代会長竹下力氏退任の後、約一年間活動が行われない事態がありました。
そんな中、巣鴨信用金庫様から、巣鴨ジュニアクラブ卒業生の受け皿を正式に作りたいと、スガモクラブ役員と巣鴨ジュニアクラブ本部役員と一部OBの方々に話があり、すぐに両クラブの代表と巣鴨信用金庫と、協議が始められました。
そして、スガモクラブ6名、巣鴨ジュニアクラブ卒業生6名で役員会が再構成され、スガモクラブ六代会長に、東武練馬支部より高麗伸三氏が選出されました。
この時、スガモクラブの基本方針として、
- 巣鴨信用金庫本部の他、全支店に応援していただくこと。
- スガモジュニアクラブ卒業生のうち、希望者は、全員入会を認めること。
- 会費は、できる限り軽くすること。
- 活動は、ジュニアと同じにならないように、独自色をだすこと。
- なるべく早く、ジュニアクラブの支部のある支店には、スガモクラブも立ち上げること。
- 総会、新年会は、ジュニアクラブと協同事業とすること。総会は、各々のクラブが、別におこなうこと。
以上のような、基本方針が決定されました。
そして1993年、生まれ変わったスガモクラブは、総会及び講演会が実施します。池袋メトロポリタンホテル。参加100名でした。支部は15支部、会員は322名でした。
1994年には、巣鴨ジュニアクラブとの新年会、総会、新入生歓迎会、コンサートとディナーのゆうべ、と年4回と現在の行事の基礎が出来上がりました。
「新入生歓迎会」は、気楽なビアパーティ、「コンサートとディナーのゆうべ」は、奥様に喜んでいただくことを、一番の目的としました。
生まれ変わったスガモクラブは、巣鴨ジュニアクラブの卒業生が入会するという恵まれた条件下でのスタートでしたが、いろんな事が全く手探りの連続でした。
今こうして巣鴨ジュニアクラブ、スガモクラブの歩みを改めて見てみますと、先代の田村冨美夫理事長が巣鴨ジュニアクラブを先に作られたこと、現田村和久理事長が熱心にスガモクラブを育てられ力強く応援し続けていただいた事に、感謝の気持ちで、いっぱいです。
最後に、私たち独立した商売人としては、「信用金庫」自体の存在,そして信用金庫を通して設立された巣鴨ジュニアラブ・スガモクラブにおいて、多くの仲間と出会ったことは、経営者としても、家庭人としてもたいへん貴重な場だったと思っています。
これからも、巣鴨信用金庫を中心に、両クラブが助け合いながら発展し続けることを、心より願っています。
第九代会長 東池袋支部 森弘治
スガモクラブ沿革・歴代会長のご紹介
1976年5月〜1979年5月 | 初代会長 | 本店支部 | 藤本 慶二 様 |
1979年5月〜1982年5月 | 二代会長 | 常盤台支部 | 片瀬 進 様 |
1982年5月〜1985年5月 | 三代会長 | 本店支部 | 林 伸行 様 |
1985年5月〜1989年5月 | 四代会長 | 駒込支部 | 熊沢 嘉孝 様 |
1989年5月〜1992年5月 | 五代会長 | 常盤台支部 | 竹下 力 様 |
1992年5月〜1993年7月 | 会長不在 | この間、本部行事は行われませんでした。 |
1993年7月〜1997年4月 | 六代会長 | 東武練馬支部 | 高麗 伸三 様 |
1997年4月〜2001年3月 | 七代会長 | 駒込支部 | 比米 良 様 |
2001年4月〜2005年3月 | 八代会長 | 幸町支部 | 塚田 義信 様 |
2005年4月〜2009年3月 | 九代会長 | 東池袋支部 | 森 弘治 様 |
2009年4月〜2011年3月 | 十代会長 | 板橋支部 | 川上 徹 様 |
2011年4月〜2013年3月 | 十一代会長 | 本店支部 | 萩原 昌明 様 |
2013年4月〜2017年3月 | 十二代会長 | 椎名町支部 | 東 明男 様 |
2017年4月〜2019年3月 | 十三代会長 | 駒込支部 | 松村 泉 様 |
2019年4月〜2021年3月 | 十四代会長 | 成増支部 | 野々下 徳二 様 |
2021年4月~2023年3月 | 十五代会長 | 本店支部 | 榎戸 英治 様 |
2023年4月~ | 十六代会長 | 白山・春日町支部 | 辻口 正彦 様 |